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シゴトに活かせる強みがわかる!
適職発見のための自己分析術
自分にどんなシゴトが向いているのか分からない…。
そんな不安を抱いている皆さん。「自己分析」をやってみましたか?
「自分のことは、自分がいちばん知っているから必要ない」
と思う人もいるかもしれませんが、それは大きな間違い!
自己分析を行えば、今まで気づかなかった強み・弱みを発見でき、
自分に合ったシゴト探しに活かすことができるんです。
キャリアカウンセラーの丸井さん直伝の分析術をマスターして、
自分らしいシゴトを見つけましょう!
(取材・文:KAWAKAMI 編集:まいまい 制作日:2007/6/18) 

自己分析は、適職を見つけるための第一歩!
自分にあったシゴトを見つけたいのに、「失敗するのが怖い」「自信がない」という思いから一歩を踏み出せないことって多いもの。そんな時、意識しなかった自分の強みに気づかせてくれるのが「自己分析」。自己分析というと、「就活のためにやらなきゃいけない」などと考えて、なかなか取りかかれない人が多いけれど、実は自分を好きになるための方法でもあるのです。だから、まず自分はどんなキャラなの?ということを再認識する「自己理解」だと思ってトライしてみてください。意識しなかった自分の強みが見えてきますよ!
適職発見のための5レッスン

Lesson1:自分がどんな人間かを知る
自分が好きなこと、得意なことをノートに書き出しましょう
どんなことに興味を持っているのか振り返り、
自分自身への理解を深めることが大切
ノートの真ん中に縦線を引いて、左側に「自分の好きなこと」「興味が持てること」を箇条書きにして書きます。次に、右側に「なぜ好きなのか」「どんなところが好きなのか」を書いていきます。例えば、左側に「RPGゲームが好き」と書き、右側に「自分のペースでプレイできるから」と書いたとしますね。するとその人は、マイペースでできるシゴトに魅力を感じるかもしれない、となります。同じゲームでも格闘ゲームが好きで、理由を「勝てると気分がいいから」と書く人もいるかもしれませんね。するとその人は、バンバン実績を上げて競争に勝つシゴトに魅力を感じる可能性がある、と考えられるわけです。好きなことを突きつめて見ていくと、「どんなシゴトがしたいのか分からない」と思っていた人でも、意外な発見があるんですよ。

Lesson2:何に向いているかを客観的に振り返る
今までの経験を振り返って、これまでに熱中して
やってきたことなどを書き出してみましょう
工夫したこと、
誉められたことから自分の適性を知る
ノートの新しいページを開き、今度は「これまでに自分がやってきたこと」を書き出し、どんなことを楽しいと感じ、どんな工夫をしてきたかを思い出しましょう。バンドで作曲を担当したとか、子どものころによく工作をしたとか、何でも構いません。例えば、僕は幼稚園時代に「ウルトラマン」が大好きで、フィギュアが欲しかったけど買ってもらえない。だから、新聞の裏にウルトラマンや怪獣の絵を描いて、切り抜いて人形にして遊んでました。それで、自分は「あるものを工夫して楽しむのが得意」と気付いたんです。他にも、しごとセンターで働くスタッフの中には、「幼稚園のころ、なわとびの縄をまわすのがうまいと先生にほめられた」という人も。そういう人は、周囲のテンポにあわせて物事を行うのが得意な可能性があり、「他人を良く見て、思いやるシゴトをすることに向いている」と気づかなかった適性が見えてくるわけです。自分で掘り下げる自信のない人は、無料のカウンセリングなどを受けてみるのもよいと思います。

Lesson3:気づかなかった自分の強みを発見する
友人やバイト仲間などに、
自分はどんな人なのか聞いてみましょう
自分では気付かなかった強みを発見する
Lesson2でノートに書き出した「これまでにやってきたこと」を、誰かに話してみましょう。友達やバイト仲間、同じように求職中の人がいいですね。たとえば、「勉強が嫌いで、授業中はノートのはしにマンガばかり描いていた」という話をしたらどうでしょう。自分では「勉強嫌いなダメな奴」と思っていても、それを聞いた人は「すごいね! マンガなんて技術がなければ描けないよ!」「ひとつのことに熱中出来るタイプなんだね」と気づかなかった自分に良さを教えてくれるかもしれません。ひとりでシゴトを探していると、どうしても自分の「バツ」の部分にばかり目がいってしまいがち。けれど誰かに話をしてみることで、自分が気付かなかった「マル」の部分に気付くことができるんですよ。
キャリアカウンセラー 丸井啓弘(まるいよしひろ)
キャリアカウンセラー 丸井啓弘(まるいよしひろ)
プロフィール
「東京しごとセンター」のヤングコーナーにて、フリーターの就職活動を支援し、さまざまなアドバイスを行う。みずからもバンド活動をしながらフリーターとして働いていた経験があるため、親身になって話を聞いてくれるともっぱらの評判。

さらに深く知るには…カードを使った分析も有効
しごとセンターの就職コミュニティ「就コム!」では、カードを利用した自己分析も行っています。カードにはさまざまな職種と、それぞれのシゴトのデメリットを記載。これを「自分がやりたくない順番」に並べていくと、後のほうになったカードの職種が「チャレンジできそうな職種」だと分かるわけです。
カードを使った分析は、同じように適職を探している仲間と行うとさらに効果が高い

セミナーに参加して、他の人の意見を聞くのも手
経験豊富な就職支援アドバイザーが、フリーターを中心とする若者にセミナーやきめ細かいカウンセリングを行う。複数の就職希望者が集まって一緒に内定GETを目指す「就コム!」も好評開講。
東京しごとセンター ヤングコーナー
東京しごとセンター ヤングコーナー
DATA: 東京都千代田区飯田橋3-10-3
TEL: 03-5211-2851

実際に自己分析を活かして 適職を見つけた先輩の声

自分自身の誤った職業観や、社会に対する偏見がなくなり、ニートの状態から脱却して、3ヵ月で取材記者になれました。(25歳/男性)

就職に関してだけでなく、「私自身」について多くのことを学びました。憧れの出版業界で働くことになり、正直ビックリしています。(27歳/女性)
自分自身のことが分かり、自信につながりました。「自分を認める」こともできて、今後の人生を建設する第一歩になったと思います。(20代/女性)

Lesson4:どんなシゴトが自分に合っているかを知る
自分の性格や得意なことを整理して、自分に合ったシゴト内容を挙げていきましょう
価値観を明確にすれば、自分に合ったシゴトが見えてきます
Lesson1〜3の結果を元に、「自分はどんなことに価値を感じるのか」を明確にし、それに合った挑戦できそうなシゴトをピックアップしていきましょう。例えば、手彫りのハンコを作るのが趣味という相談者がいました。その方は1〜3のレッスンを経て、「自分にはこまかい作業をコツコツ続けるシゴトが向いている」、さらに「ものを磨くことが好き」であることに気付きました。そして、職種ガイドなどを利用し、適性を活かせる職種を調べたところ、「工場での緻密な作業や検査業務」のシゴトにたどり着きました。その後、求人サイトやハローワークを利用して、シゴトを複数ピックアップし、その中から自分の好きな「磨くこと」を活かせる、顕微鏡のレンズを磨くシゴトを見つけ、就労することができました。「興味のあること」だけからシゴトを探すと、それに関連したシゴトしか見つけられないもの。しかし自分の強みや向いているシゴトを整理し、自分の価値観に合ったシゴトを探せば、気づかなかった「向いている職種」が見えてくるはずです。

Lesson5:興味をもったシゴトをさらに詳しく知る
気になる内容の求人を探して、実際に面接を受けてみましょう
面接は、受ける会社について知るチャンス! 本当に向いているシゴトか見極めましょう
求人サイトや求人情報誌、ハローワークなどを利用して、自分に向いていそうなシゴトの募集を見つけ、面接を受けてみましょう。「面接」というと、受ける側が一方的に審査を受ける場と思っている人が多いですよね。しかし実際には、受ける側が会社のことをよく知るための機会でもあるんです。「面接は失敗できない場所だ」と思い込まず、「興味を持ったシゴトについて知る場所なんだ」と考え、チャレンジしてみてください。たとえ内定が決まっても、自分に向いていないと思ったならば辞退しても構いません。面接の場でたくさんの話を聞き、そのシゴトが自分に向いているかどうか、最終的に見極めるといいですよ。

まとめ 分析結果を適職探しに活かそう!
発見した自分の強みを自己PRとして書いてみよう
「コツコツと何かに打ち込むのが得意」「誰かにありがとうと言ってもらえるシゴトがしたい」など、自己分析で気付いた自分の強みを自己PR欄に盛り込んでみましょう。

シゴトの方向性を定めよう。就職活動が楽しくなってくるはず
例えば自己分析で「農業に興味がある」とわかったなら、生産、卸売り、小売り、流通のどの部分が自分にあっているか、調べてみるといいでしょう。方向性が分かると楽しくなりますよ。

希望の条件と照らし合わせ、面接の優先順位を決めよう
面接を受ける会社をいくつかピックアップしたら、優先順位を決めましょう。「残業がないところ」「家に近い職場」など、自分が希望する条件と照らし合わせて考えるといいですよ。

カウンセラーからのアドバイス
たとえアルバイトの経験しかなくても、熱心にシゴトを行ってきた人ならば、必ず企業は認めてくれます。まずは「何年もアルバイトを続けてきた」自分を認めてあげること。他人と比較せずに、自分の良い部分を見つけることが肝心です。ぜひそこからスタートしてくださいね!

興味をもったシゴトを更に詳しく知る どんなシゴトが自分にあっているかを知る 気づかなかった自分の強みを発見する 何に向いているのかを客観的に振り返る 自分がどんな人間かを知る
自分について分かったら、適職探しにチャレンジ!

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編集後記
丸井さんも、20代の頃はミュージシャンを目指して、バイトを続けていたんだそう。そんな元フリーターの丸井さんだからこそ、ヤングコーナーを訪れる若者達の不安や悩みを汲み取って、適切なアドバイスができるのだなと、今回の取材を通して感じました。自己分析を行う上で大切なのが、「ワークを通して自分を好きになること」だと丸井さんは言います。たしかに、自分の良いところが分からなければ、どんなシゴトが向いているかなんて、見えませんよね。不安や迷いがふくらんで、一歩踏み出せずにいるときに、自己分析をぜひ、試していただけたらうれしいです。

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